フロス使い方とポイント7つ|歯科衛生士が解説

はじめに

デンタルフロスを使ったほうがいいのはわかっているけど、なかなか難しい…そう感じる人も多いのではないでしょうか?デンタルフロスを正しく使うことで、歯と歯の間の汚れを効果的に取り除けます!ここでは、フロスの使い方とポイントを7つ、歯科衛生士がわかりやすく解説します。

 この記事はこんな人に役に立ちます!

  • デンタルフロスの使い方わからない人
  • 自分のフロスの仕方があってるか知りたい人
  • 自分に合ったフロスが知りたい人

フロス使い方の基本手順

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①フロスを適切な長さにカット

デンタルフロスを使うときは、まず適切な長さにカットすることが重要です。適切な長さを知ることで、少し長めに切るのがおすすめ。使いやすくなります。フロスの長さは、約30〜40cmが目安です。これは手から肘までの長さを基準にして測るといいと思います。

②指にフロスを巻きつける

次に、フロスを中指に2重にに巻きつけましょう。巻きつけることでフロスが安定し、使いやすくなります。ただ、あまり強く巻き付けないように注意しましょう。

人差し指を使って、ピンと張りましょう。張るときの長さは1~2センチくらいにとどめましょう。長すぎると力が入りにくくなり、フロスがうまく歯間に入らなくなります。

この糸の持ち方は以下のように、どこの歯をやるかで自分のやりやすいように変更してOKです!

③フロスを歯と歯の間に入れ、歯の側面をこする

フロスを歯と歯の間に入れる際には、優しく行うことが重要です。力を入れすぎると歯茎を傷つける可能性があります。
フロスを歯間に入れたら、しっかりと歯の側面をこすりましょう。歯面の感じが、キュッキュッときれいになった感覚がするまでこすりましょう。

「キュッキュッときれいになった感覚」ってなかなか難しいですよね! もしわからないようであれば、1歯面に対して5回くらいしっかりこすれば、歯垢は落ちると思います!

フロス使い方のポイント7つ

  1. フロスは毎日使う
    毎日フロスを使うことで、歯垢をしっかり取り除けます。これは、口内環境を清潔に保つために重要です。
  2. フロスを適切な長さにカット
    約30〜40cmの長さにカットすることで、使いやすくなります。これにより、フロスが指に絡まりにくくなります。
  3. フロスをゆっくり挿入する
    力を入れずにゆっくり挿入することで、歯茎を傷つけずに済みます。これが、フロスの効果を最大限に引き出すポイントです。
  4. 歯の側面に沿わせて動かす
    歯の側面に沿わせて上下に動かすことで、歯垢を効果的に取り除けます。これが、歯の健康を保つための基本です。しっかりとこすりましょう!
  5. 歯茎強く当たらないように
    初心者の方は歯茎に強く当ててしまい、歯茎を傷めてしまう方がいらっしゃいます。歯茎にフロスをつよく当てないように気をつけましょう。
  6. フロスのタイミングは
    歯ブラシの前!そのため、ベストなタイミングは寝る前の歯ブラシの前です。
  7. 自分に合った細さのフロスをつかう
    はじめは細めのフロスのほうが、使いやすいかもしれません。もし、歯間に余裕があるようであれば、太めのものや歯間ブラシの検討をしたほうはいいかもしれません。細すぎるフロスで清掃しても、しっかりを歯垢を除去できていない場合があります。

おわりに

デンタルフロスを正しく使うことで、口の中の健康を保つことができます。毎日のケアに取り入れて、健康な歯と歯茎を保ちましょう。日々の習慣が、あなたの口の中を清潔に保ち、笑顔を輝かせることにつながります。