歯周病とはどんな病気?

歯周病とは何ですか?

歯周病とはどんな病気?

歯周病とは、歯の周りの骨と歯茎が菌によって壊されていく病気です。
また、この菌というのはプラーク(歯垢)のことです。
この歯垢が除去されないでいると、毒素を発します。


この毒素によって、周りの組織が破壊されると歯周病が進行していきます。

歯科衛生士

実は歯周病とは歯茎だけでなく、骨を溶かす病気です!

どんな症状?(歯周病の進行過程)

歯周病の主な症状

歯周病の主な症状は
・出血
・歯の揺れ
・口臭

などです。
歯周病が重度になると、歯を支える骨がなくなり、最悪歯を失うことになる病気です。

歯周病の進行の過程

歯周病の進行の過程は一般的に「軽度→中度歯周病→重度歯周病」3段階に分けられます。

歯周病の恐ろしいところは、重度まで進行しないとほとんど症状がないということです。
進行してしまうと、治療が難しくなりますので、定期的にチェックすることが重要です。

全国健康保険協会HP

何が原因?

歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌(プラーク)が原因

先ほども述べたように歯周病菌が原因です。
皆さんが歯ブラシで除去しているプラーク(歯垢)は実は菌の塊で、このプラークが歯周病を発症させています。

歯と歯茎の隙間に停滞したプラーク(歯垢)が放置されていると、毒素を発して歯周病をスタートさせます。この毒素は炎症を引き起こし、歯茎と歯の周りの骨を溶かしていきます。

また、放置されたプラークは、やがて歯石となり歯肉の中に入り込みます。
こうして深い歯周ポケットを形成していきます。

この歯周ポケットが歯周病菌の住みやすい環境となり、どんどん歯周病菌は進行していくのです。

歯科衛生士

歯周病はプラークが原因で発症するのでのセルフケアはとても重要なのです!

全身疾患なども関係している

歯周病には歯周病菌だけでなく、全身疾患や生活習慣なども大きく関係しています。
代表的な物は喫煙、糖尿病、歯ぎしり、歯並びなどが挙げられます。

歯周病菌以外のこれらの要素を『リスクファクター』と呼びます。

喫煙者は非喫煙者に比べて約5倍、歯周病にり患しやすいといわれております。

また、糖尿病と歯周病は相互的に影響を受けることがわかっていて、近年注目されています。

歯科衛生士

歯周病はプラークが原因ですがリスクファクターが加わることで、さらに進行が加速します!

まとめ

いかがだったでしょうか?
何気なく耳にする歯周病ですが、実は細菌が関係している疾患です。

この最近を増殖させないためにはお家でのセルフケア歯科医院での定期検診とクリーニングが重要です。
ぜひ、歯科医院に受診してみてください♫