歯周病は治せるの?歯周病はなぜ治せないと言われるのか、歯科衛生が変わりやすく説明します。

「歯周病は治らないって聞いたけど本当?」
「歯周病は自分では治せないの?」
「歯周病の治療は具体的に何をするの?」

このように思われている方は多いのではないでしょうか?

歯科衛生士の私が、クリニックで患者さんに説明するようにわかりやすく説明します!

歯周病は治るの?

結論:溶けた骨は戻らない、でも歯周病は治療可能。

「歯周病は治らない」そう聞いた方も多いのではないでしょうか?
実際わたしもこちらの記事で、そうご説明しています。
「歯周病は治らない」というのは「一度溶けてしまった骨は元通りにならない」という意味で患者様にそうお伝えしています。

そのため、誤解をしてほしくないのは、歯周病になってしまったらもう何もできない!ということではないということ。
歯周病の治療をしていい状態を保つことは可能です!

そもそも『治る』とは?

患者様が言う「治る」という表現には2つ意味があると思います。
一つは、すっかり元通りになるという意味
 例えば、水虫になっても薬をつけたり、清潔に保てば元々の綺麗な肌に戻るような感じです。

もう一つは治療すれば、歯を失わずに済むか?と言う意味。
 
 残念ながら前者のように、すっかり元通り!と言うわけには行きませんが、多くの場合は後者のように歯を失わないように治療をすることが可能です。

そもそも歯周病って何なのという方はこちらをご覧ください。
  

自分で直すことはできる?

H3:結論:軽度の歯肉炎であれば自分で治せる。

どうしても歯医者に行きたくない!自分で直したいという方も多いかと思います。
歯周病の初期の段階、歯肉炎の状態であれば自分で治すことは可能です。


歯肉炎はプラーク(歯垢)によって歯茎が腫れている状態で、骨はまだ溶けていない状態です。
この状態であれば、しっかりとセルフケアでプラークを除去することで腫れを引かせられます。

歯科衛生士

ただ歯肉炎か歯周病かは正直、自分では判断がつかないですよね?
なので、どちらにせよ、受診をしてしっかりチェックをしてもらうのがおすすめです。